2019-07-06

こんにちは!キドちゃんです。
今日も皆さんお楽しみ?の気象&パラ雑学記事いっちゃいますよ!
えっ?ヒマなのか?

そうです...今週末も梅雨で天気悪いのでヒマなんです(ToT)

実は先日6/22に急遽臨時セミナー「雲中飛行について」をお話させていただきました。
その様子はソラトピア会員グループでライブ配信されていたので、
会員の方はもちろん全員見ていると思うんですけど、
むしろ見てない人はいないと思うんですけどぉ、
ま、ぶっちゃけ自分コミュ障で話し下手なんでぇ、
動画では分かりにくかったのではないかと思います(笑)

そこで特別大サービス!セミナーの内容をまとめてみました☆
大事な事なので動画を見てない方も是非読んで理解してください!

1.雲中飛行の危険性をよく理解しましょう!
 パラで雲の中に入ってしまうことは、実はとても怖い事なんです。

・前後左右上下の視界が真っ白になると、人は簡単に空間識失調(バーティゴ)になり、
 雲中の乱流の効果も伴って、まっすぐ飛ぶことが非常に困難になります。
 つまり雲中に入る前に逃げる方向を決めて
 GPSやコンパスを頼りに直線飛行しようとしても
 うまく飛べずに雲の中をグルグルさまよう可能性が高いのです。
 もし他に雲中飛行している機体があればぶつかる可能性もあります。
 そしてなんとか雲から出られても、思いもよらない方向や場所にいることが多いです。
 風の向きと強さ、ランディングとの距離次第では山チンやアウトサイドしてしまう事もあります。

・強い乱流の影響でパラグライダーはアンコントロール状態になる可能性があります。
 もしレスキューパラシュートを投げたら沈下は約-5m/s。キャノピーをうまく回収できないと沈下がもっと少なくなる可能性もあります。
 一般に大きめの積雲の中では上昇風は+5m/s以上になりますので、レスキューを投げても沈下できない状況もありえます。

・積雲が発達した積乱雲では非常に低温になり、凍死の可能性もあります。(高度1万mで約-50℃)

・積雲が発達した積乱雲では落雷による感電死の可能性もあります。

2.雲中飛行しないために普段から以下の事を意識しましょう!

自分のフライト高度:自分のバリオやGPSから確認しましょう。

雲底高度:真上の雲は意外と雲底までの高さは分かりにくいものです。
 自分の高さと地平線水平線の位置を基に、地上からの距離と雲底までの距離を目測して
 周辺の雲底高度を計算できるようにしましょう。
 

雲の厚さ:雲底高度と同じ計算で雲の厚さもチェックしましょう。
 雲の厚さは上昇風の強さを表していることが多いです。
 大体積雲の厚さが1000~1500mを超えるとパラには上昇風が強すぎることが多いです。

雲底の黒さ:雲底が黒いほど、雲が厚い事が多いです。
 他にも雲の水蒸気密度が濃かったり、中層雲の影になっていたり、
 夕方や曇りの日は黒く見えやすいですが、理由をよく考えて
 黒い雲には不用意に近づかないようにしましょう。

雲底の飛ぶべきではない空域を考えましょう。
 
 上昇風の強さで飛ぶべきではない空域が決まります。
 飛ぶべきではない空域に近づいてきたらスムーズに雲底の外側に移動しましょう。
 上昇風が強いのに雲の真ん中付近で雲底まで上げてしまうのは愚の骨頂です。
 弱い上昇風でも急に強くなることもあるので、安全マージンを取ってください。

3.いざ雲中飛行しそうになったら(してしまったら)!

翼端折り+アクセル
 最も基本的な技ですが重要な技です。
 翼端折りで-1.0m/s、アクセルで-0.5m/sほどの沈下増加になりますが、
 +1.5m/s以上の上昇風なら沈下することができません。
 雲底が近づいてきて早めに外に逃げる時の技と考えてください。

Aストール、Bストール
 最近は機体のラインの構造が変わり、安定した沈下にならない、
 安定した回復ができない等の理由であまり推奨されていません。

スパイラル
 コントロールの難しさから最近はあまり推奨されていませんが、
 大きい降下率(-5~10m/s以上)を得られるのでとても重要な技です。
 しかし大きい沈下にするほど強いGによるブラックアウト(意識消失)や
 回復失敗の可能性が高まります。
 練習する場合はスクールやSIVセミナーでプロの方から教わって下さい。

以上、急ぎでまとめてみましたが、抜けがあるかもしれません(笑)
時間があったら動画を見てくださいね!
最後に『雲中飛行しないために一番大事なことは<入らないようにすること>です』

皆さん、お気を付けください。自分も気を付けますf(^^;

それでは、また!

※気象やパラに関する事で質問があればいつでもお受けしております。

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