2022-03-18

 

はいさい!ワーキングスタディー松田です。

現在、フライト本数140本。
先日、高度1500mまで上げることができました。
記録更新です!

さらに、目標としていたテイクオフから3,5km先の農協上空に行くことができました!

その際に経験した『山から離れる』事について書いていこうと思います。

パラグライダーは上昇気流(サーマル)を利用して、高度を上げます。そして上昇気流は、山近くに有ることが多々あります。

ですが、この上昇気流。その日の風向き、温度、コンディションによって山から離れた方がよく上がる時もあるんです。

山から離れた場所で強い上昇気流を当てている人がいる中、私は山際の弱い上昇にしがみついている。そういう場面が何度かありました。

そのたび、イントラ無線から『山から離れよう。サーマル(上昇気流)前にあるよ』と言われます。

頭ではわかっているつもりが、心理的に離れることができない。

山には上昇気流がある!と強烈に思っていて
山から離れる=降りてしまう。という感覚が強いからです。

迷っているうちに高度が下がって、山から離れた時には低くチャンスを失いそのままランディング場に降りる。

ランディング場から空を見上げると
同じタイミングでテイクオフしたワーキングスタディーのまやちゃんがはるか上空を飛んでいます。

まやちゃんは山から離れて上昇気流を当て、一気に上げきっていました。

これはイカン……。

殿塚さんに言われた
『山から離れよう。選択肢を沢山持とう。上がらなかったとしても、その方が成長できるよ』
その言葉を胸に、再度テイクオフへ向かいます。

テイクオフ後、一直線に山から離れます。
山際にある弱い上昇。いつもなら切り返す所をこらえ前に出しました。

山から離れるにつれ、そのまま降りてしまう感覚が強くなり、山に戻りたいと思ってしまいます。

すると山から1km離れた場所で強い上昇気流が。

ここか!と思いセンタリングします。そして一気に1000m上空へ。

山際の上昇とは強さが段違いでした。

山から離れて、見えない上昇気流に向かって飛んでいく。今まで心理的にできなかったことができたのでメンタルブロックが少し外れた気がしました。

今回は殿塚さんのアドバイスがあり、最初から山から離れる事を決めていて上手くいきました。

今後の目標は、風やコンディション、他の機体の動き。それらを見た上で自分で山から離れる判断をできるようになることです。

以上『山から離れる』でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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