2021-04-02

本日、白バイがスピード違反の車を捕まえる瞬間を、上空から見ることができました。

こんにちは、殿塚です。

ソラトピアにいると1日に何回もサイレンが聞こえてくる日があります。

近くで取り締まりをしているのは知っていましたが、空から白バイの加速を見たのは初めてです。やっぱり速いですねー

田舎の道はスピードを出してしまいがちです。

お車でお越しの皆さま、どうぞお気をつけください。

春の交通安全運動 2021年

期間は、4月6日(火) 〜 15日(木) です。

 

そして、

春のパラグライダー安全運動

期間は、3月下旬 〜 GW です。

 

すいません、いま作りました 笑

ただ全国的にフライト事故が多くなり、特に気をつけるべき時期であることは間違いありません。

ベテランパイロットならまず間違いなく「春は要注意」と思っているはずです。

 

「春は要注意」といわれる理由を3つにまとめてみました。

・風の変化が激しいから

・冬眠から目覚めたてだから

・春の風を甘くみてしまうから

 


その1
・風の変化が激しいから

「冬の冷たい空気」と「春の暖かい風」がぶつかるこの時期は、対流が一年で最も激しくなります。

飛ぶ空域には「強い上昇気流」と「強い下降気流」が混在し、パイロットを翻弄します。

また、朝から昼へと太陽の日差しが強くなるとともに、上昇気流の強さが増していきます。

春の上昇気流はサーフィンのビッグウェーブ、スキーのバックカントリーのようなものだと考えています。

強く激しい上昇気流を楽しむためには、それに乗る技術と、風を読む判断力が必要です。

 


その2
・冬眠から目覚めたてだから

「暖かくなったから、久しぶりに飛ぼう!」

これでいきなり山から飛ぼうとする方は要注意です。

冬の間 数ヶ月飛ばなかった、もしくは飛ぶ頻度がとても少なかった方が、先述した春の激しいコンディションで飛ぶのです。

危ないとは思いませんか?

感覚は鈍くなっているし、体もなまっています。

冬眠明けはウォーミングアップとして、グラハンやショートフライトをしっかり行いましょう。

 


その3
・春の風を甘くみてしまうから

他の人がしているのを見ると、「なんだか自分もできそうだな。」と思えてくるのは人の性でしょう。

どんなスポーツでも上級者の技は、簡単にやっているように見えます。

もちろん実際にはぜんぜん簡単ではありません。

見てるのと やってみるの では大違いです。

 

春のハードなコンディションでは、的確なグライダーコントロールと状況判断を常に求められます。

他の季節にはない予想を裏切るような挙動を、グライダーがすることもあります。

上級者でも油断している暇はありません。

上級者が高く飛んでいるのを見て、経験不足のパイロットが「自分も飛べそう。」と思ってしまうのは危険です。

インストラクターやベテランの方の意見をよく聞き、安全マージンを大きく取りましょう。


 

「じゃあ春は飛ばないほうがいいの?」

そんなことはありません。

今回は注意喚起のため少し強めの表現もしましたが、春でも初級者が安心して飛べるコンディションはあります。

日差しが弱く 対流が穏やかな早朝や夕方、薄曇りで日差しが弱い日、曇りで日差しがない日などです。

 

アウトドアスポーツはコンディション選びが重要です。

パラグライダーの場合は、風ですね。

目に見えない風を読むのは、なかなか難易度が高いと思います。

安全マージンを大きく取り、慎重にコンディションを選びましょう。

春はとくに。

 

無理せずパラグライダーを楽しみましょうね!!

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